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熱中症と脳卒中について
熱中症と脳卒中の意外な関係
「暑い日に頭痛やめまいがする」と聞くと、多くの方は熱中症を思い浮かべます。しかし、熱中症と脳卒中は全く別の病気ではなく、お互いに関係しています。
熱中症で脳梗塞のリスクが高まる
暑い環境では大量の汗をかき、体内の水分が不足します。脱水になると血液中の水分が減少し、血液が濃く流れにくい状態になります。
その結果、
- 血栓(血の塊)ができやすくなる
- 血圧が低下して脳への血流が減る
- 動脈硬化のある血管が詰まりやすくなる
などの理由から、脳梗塞を発症しやすくなると考えられています。
特に、高齢者や高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動などをお持ちの方は注意が必要です。
脳出血との関係は?
炎天下での運動や作業では、体温上昇や血圧の変動が起こります。
脳出血の直接的な原因になるとは言い切れませんが、高血圧の方では血圧の急激な変動が影響する可能性があります。また、熱中症と脳卒中が同時に起こることもあり、症状だけでは区別が難しいことがあります。
熱中症と思っていたら脳卒中だった
熱中症と脳卒中には共通する症状があります。
- 頭痛
- めまい
- 吐き気
- 意識がぼんやりする
一方で、次のような症状があれば脳卒中を強く疑います。
- 顔のゆがみ
- 片側の手足に力が入らない
- ろれつが回らない
- 言葉が出にくい、理解できない
- 物が二重に見える、見えない部分がある
- まっすぐ歩けない
これらの症状がある場合は、「熱中症だから少し休めば治る」と様子を見ず、すぐに救急車を呼ぶことが重要です。
夏は脳卒中予防も忘れずに
夏場は冬より血圧が下がりやすい一方で、脱水によって脳梗塞のリスクが高まります。
予防のポイントは、
- のどが渇く前からこまめに水分を摂る
- 長時間の炎天下を避ける
- エアコンを適切に使用する
- 持病の薬を自己判断で中止しない
- 心房細動などで抗凝固薬を服用している方は、脱水を避ける
ことです。
まとめ
熱中症と脳卒中は症状が似ているだけでなく、熱中症による脱水は脳梗塞の発症リスクを高めることが知られています。
夏に頭痛やめまい、吐き気がある場合は熱中症だけとは決めつけず、片側の麻痺や言葉の異常など脳卒中を疑う症状がないかも確認することが大切です。
「いつもと違う」「何かおかしい」と感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。













